PM2.5 × 黄砂 → 発ガン性物質 NPAH

今年も3月になりいよいよ花粉&黄砂が飛来するシーズンになりました。

花粉症の方にとってはただでさえ憂鬱な季節ですが、今年はPM2.5というまた厄介なものまで日本に飛来しています。

とりあえずは人体に影響があるほどの量ではないと発表されていますが、今後、気候変動などによって偏西風の向きが変われば、日本全土にPM2.5が大量に飛来してくる可能性もあるそうです。

各自治体ではPM2.5の大気中濃度の基準値を設定して、実際に数値が超えた日には市民に対して警告を行うそうです。

ちなみに、昨年はこの基準値(正確には昨年この基準値が存在していたわけではないですが)を超えた日は福岡や大阪など西日本の大都市で数日間あったそうです。

数日間ありましたってニュースで普通に報道されていましたが、実は基準値超えてたのかよって正直驚きました。

今さら言われても…

実はこのPM2.5よりももっと恐ろしいのは、「NPAH」と呼ばれる発ガン性物質がこのPM2.5によって発生することです。

NPAHはニトロ多環芳香族炭化水素(NitroPolycyclic Aromatic Hydrocarbon)の略で、なんとも難しそうな名前の物質ですが、これがPM2.5と実は「黄砂」が合わさることで発生することが証明されています。

実際、日本にはまだNPAHがそれほど多く飛来しているわけではないそうですが、日本よりももっとPM2.5が多い、つまり高濃度で大気中に漂っている場所では、黄砂と交われば十分にできてくるそうです。

発ガン性物質が大気中に漂うという何とも恐ろしい事態にまで発展していますが、国としてもこの大気汚染問題の対策を早急に実施してもらいたいと願うばかりです…

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