PM2.5 熊本県で全国初の注意喚起!!

今月、国が定めたPM2.5の暫定指針値を初めて超える日が熊本県で観測されたそうです。

暫定指針値って何?と思いますが、自治体が市民に対して注意喚起を促すための基準となる数値みたいです。

その暫定指針値っていうのが「1日平均で1立方メートルあたり70マイクログラム」と決められています。

ぶっちゃけどのくらい?と思いますが、まず「1立方メートル」がタテ×ヨコ×奥行きがそれぞれ1メートルの空間です。

両手で覆えそうな空間ですね。

その中に「70マイクログラム」とありますが、だいたい親指と人差し指で塩をひとつまみ取ると、ざっくり5,000~10,000マイクログラムくらいなので、相当少ない量だと思います。

その少ない量が手で覆えそうな空間にあるのか、と思えば対したことないと思えますが、その空間が街全体をとめどなく覆っていて、しかも、風の影響で局所的に強くなったり弱くなったりを繰り返します。

この数値はあくまで単位時間あたりの平均値にすぎませんが、こんな日がこれから何日間も続けば、間違いなく私たちの体の中に蓄積されていきます。

特に春先は西から飛んでくる偏西風が強まる季節らしいので、これからどんどん増えていくのは間違いないようです。

自治体としては「不必要な外出は避けるように」とか「マスクを着用するように」とか注意喚起していますが、PM2.5はあまりにも大きさが小さすぎるので、その辺で売られているような普通のマスクじゃ防げないし、小ささゆえにちょっとした隙間から屋内にも侵入してくるので、あまりこれといった防止策はないと思います。

もしかしたら雨が降れば大気中のゴミを洗い流してくれるので、もうお天気任せしかないんですかね(笑)

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